コンブリ団その8「ブラックホールのそこ」

三重公演 2015/09/05(土)~ 09/06(日)
伊丹公演 2015/10/02(金)~ 10/04(日)




ブラックホールはくらい
黒い穴って言うぐらいだから
ブラックホールに近づくと
くらいくらい底へ落ちていく
ふかいふかい底へ落ちていく
でも本当は落ちていくんじゃなくて
引き寄せられているんだ
ブラックホールのそこから引き寄せられて
モノも光も逃げ出せない
アインシュタイン先生は
光の速度よりも速いものはないって言っていた
その光さえブラックホールは飲み込んでいく
光よりも速ければ…
アインシュタイン先生は教えてくれなかったけど
ひょっとしたら人の想いだけは
ブラックホールから抜け出せるのかもしれない


ビルの谷間にあるパブリックスペース、緑もあって人々が仕事の合間の休息や待ち合わせに使っている。三つのベンチがあり、そこにそれぞれの物語がある。親子の待ち合わせだったり、会社員のランチミーティングだったり、作業員の休息だったり、本来なら重なりあうことのない三つの物語。それぞれの人たちが隣のベンチの人とは関わりなく、それぞれの今を生きている。それがほんの少しずつ重なりあいながら、そこに生きる人たちの闇と孤独を見つめる物語。


出演

香川倫子
竹田飛鳥
朝平陽子
はしぐちしん
濱奈美(劇団ひまわり)
小菅紘史(第七劇場)
橋本浩明
佐々木花菜子(コノハコ)

スタッフ

[舞台美術]川上明子
[舞台監督」山中秀一
[照明]池辺茜
[音響]あなみふみ(ウイングフィールド)
[宣伝美術]橋本純司
[装画]中野ひかり
[制作協力]尾崎商店

[主催]コンブリ団
[共催]特定非営利活動法人パフォーミングアーツネットワークみえ 津あけぼの座スクエア(三重公演)
[提携]AI・HALL(伊丹公演)
[助成]芸術文化振興基金




三重公演 ▽

伊丹公演 ▽